親子間売買/親族間売買:売買する目的は何なのかを明確にした方が良いでしょう

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親子間と親族間の不動産売買についてご相談を承っていると

何を目的に親子間/親族間で売買したいのか、

その辺が明確でない方が一定数いらっしゃいます。

・自宅など不動産を守りたい(持ち続けたい)

・自宅など不動産を特定の親族に譲りたい

・売買を利用して今の支払いを安くしたい

・売買を利用して金銭の対価を得たい

などなど、親子間/親族間を検討した目的があるはずなのですが、

ネット情報を見るうちに、この辺が曖昧になってしまうようです。

 

1番多いお話が「自宅を守りたい」「金利を安く」の両立。

「いただいたお話だと、金利は希望どおりにいきそうにありませんよ」

とアドバイスしても、当初の「自宅を守りたい」は2の次になっていて

「それなら結構です」となり、数か月後に「他でもいろいろ試したけど

うまくいかなくて、自宅を守れればいいかなと思って・・・」

と再相談をいただくも、多くは前のご相談時よりも状況が悪化しているので

うまくいかないということがあります。

 

それは当然、金利を安くしたい気持ちは分かるのですが、

「売買をする理由」

「買う方の属性(収入や職業など)」

「現在の状況」

「自己資金(貯金)」

など金利を左右する前提条件があり、とくに「自宅を守りたい」は

大概債務の問題があり、金融機関が及び腰になることも多いのです。

 

一方で金利は安くできるのに、売買価格にこだわり

なかなかその分の融資額がそこまで出ないケース。

親子間売買ではよくあります。

相場が5,000万円前後の一戸建てなのに、

売主であるお父様はお子様へ5,500万円で買って欲しいという話です。

せっかく金利は0.5%の融資で親子間売買ができるに、

融資額が5,500万円まで伸びません。

自己資金も出せない。

どうしようかと悩んでいるうちに銀行の融資姿勢が変わり

お話自体がご破算になってしまいました。

 

売買する目的は何なのかを明確にした方が良いでしょう。

その方が良い解決になる近道です。

 

親子間売買・親族間売買の詳細は以下ホームページで御覧ください

武蔵野不動産相談室 株式会社|親子間・親族間の売買をご希望の方へ
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