先日受けた親子間での不動産売買のご相談。
１年以上、いろいろと動き回って”親子間売買ができない”と判断した様子。
ただ、不思議なのがローンが必要な話ではあるのですが、
伺っているとそこまで難しくなく、
弊社以外でも”できる”と判断できる内容。
「お話を伺っていますと、金利１％前後で、このような条件なら
弊社でもできますし、弊社以外でもできるかと思います。
１年ほど迷われるぐらいなら、なぜ専門家にご相談をされなかった
のですか？」
と伝えたところ、そうですか・・とやや沈んだ声。
不自然さを感じたので、どうなんでしょうか？とさらに伺うと
他の専門家に依頼をしている、とのこと。
何だすでに依頼済か・・・と、今度は私が落ちんだのですが（苦笑）
よくよく話を聞くと、他の専門家の方に依頼をしているが、
理由は分からないけど半年ほど連絡が取れないという回答でした。
その場合ほぼ確実なのが、その専門家の方は「できない」と判断をした結果。
同時に話の過程の中でその専門家が「ミスリードした」と感じており
何か理由があって言いづらい、と感じていることです。
私なんかも、新しく出会った金融機関から「ハードルは高いですが親子間売買
でも融資しますので試してみてください」と言われて、
試しに相談を投げかけてみると、
２～３週間こちらから電話しないと返答もない、ということがあります。
そこで、しつこく電話をするとようやく対応してくれて
「いや・・・実は難しくて・・・」
親子間売買ですからローンが難しいのは分かっています
ただ、分かっているからサッサと言って欲しい！ということがあります。
返信をくれないと次の動きが取れないでしょう。
今回もそんなような感じではないかと思います。
さて話を戻しますと、お客さんにたぶん難しいでしょうねと伝えると
さすがに連絡が取れないことから、そうでしょうねという返答。
（私どもにご連絡をいただいた時点で分かっていて当然でした）
ただ、ストレートにやればそこまで難しいのか？が疑問に感じる点。
その話をすると滞った原因がよく分かりました。
「売買をする理由は、単に私が田舎に帰ろうと思っており家を売ろうとした
ところ、一緒に住んでいる息子がそれなら買いたい、と言ったのがきっかけ
です。ただ、それをその専門家の方に話をしたら、その理由だと穿った見方
をされるので、先に田舎に住民票を移した上で、住まなくなった家なので
相続対策で息子に譲ろうと思う、にしましょう
と言われたのでそのようにしました」
いやー、金融機関から見たら嫌がりそうな話。
嘘や加工は彼らは嫌いです、彼らは「こう言っていただくといいな」は
ありますが、それは味付け程度で、嘘や加工の話はご法度です。
「これですね・・・ダメな理由は。審査に申し込んでいない金融機関に
ストレートに理由を言いましょう。そこまで検討不可という理由では
ありません。」そう伝えました。
経験的にできそうですか？と聞かれたので、
すでにお申し込みの金融機関の中に弊社提携金融機関がなければ、
条件その他から言って
「他力なところはありますが、経験からはほぼいけます、金利は
やってみないと分かりませんが、理由や問題ない背景をまとめて
金融機関にお話をしますので、OKと同時に安い金利を目指します」
と答えました。
振り返りますが、金融機関に嘘や加工は禁止、は絶対です。
良いことは１つもありませんので、ストレートに伝えて
親子間売買や親族間売買に臨んていきましょう。
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